左右病という名のデータ|データで見る左右病
他のスオーツは利き手、利き足できめるものが多いのですが野球は少し違います。
右打ち、左打ちでボールの見え方バットの出し方が変わってくるのです。
基本的に、右投手には左打ちが、左投手には右打ちが有利とされています。
少し前までは、打順を左右左右左右と組む監督もいたように、相手投手が誰でも対応できるようにしていることもありました。
2個小隊として、相手先発が右投手なら左バッターでスタメンを組み、左投手なら右バッターでスタメンを組むというものです。
対右用、対左用のオーダーががっちり決まっている戦術になります。
最近は、そこまでではないですが代打を出すときは、相手が右なら左、左なら右なのは今も変わりません。
しかし、プロ野球選手で一軍を掴む選手が右が打てない、左が打てないわけがないのです。
確かに、明らかに苦手にしている選手はいます。
しかし、逆に左打ちなのに左投手が得意なバッターもたくさんいるのです。
それなのに、左が出てきたからと行って無条件で右バッターを代打に出すのは間違いではないでしょうか。
左右病監督は、データを見ずに決める傾向が高く、批判の対象になるのも仕方ないことです。
選手の皆さんには、スタメンを勝ち取るには、右左行っていられないので左右病に負けずに頑張って欲しいです。
奪三振率と順位の関係
1試合に行くつ三振が取れるかというのを数値化した、奪三振率というものがあります。
良いピッチャーは、2ストライクに追い込んだり、ピンチだったりする状況ではギアを上げていつもより良い球が投げられることもあります。
そのため、良いピッチャーこそ奪三振率が高い傾向にあります。
では奪三振率とチームの順位はどう関係があるのでしょうか?
2016年シーズンの奪三振率1、2位のチームは、阪神とソフトバンクで、阪神 8.23、ソフトバンク 8.07 だそうです。
藤浪や和田がかなり貢献していると思います。
やはり奪三振率だけで、順位が上がるとまではいかないようです。
藤浪は三振は取れるものの勝ち星に恵まれない部分も影響しているかもしれませんが。
ちなみに個人では、大谷翔平の11.19が歴代最高だそうです。
1試合平均11個の三振を取るのはさすが怪物です。
三振はプロ野球の醍醐味の一つでもあり、個人的には、サウスポーの奪三振が見ていて気持ちいいです。
でも、まあチームのエースとして三振にこだわるのではなくバックの仲間を信じることが何より大切だと思います。